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2002年07月11日
『大魔法使いクレストマンシー 魔女と暮らせば』
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著・田中薫子訳『大魔法使いクレストマンシー 魔女と暮らせば』(2001年、徳間書店)
事故で両親を失ったグウェンドリンとキャットの姉弟は、近所の魔術師たちに面倒をみてもらいながら生活していました。グウェンドリンの魔女としての能力は高く評価されていて、キャットはそんな姉をすっかり頼っています。やがて2人は、大魔法使いクレストマンシーに引き取られ、彼の城で暮らすことになりました。でも、きゅうくつな生活が我慢できないグウェンドリンは、魔法でさんざん嫌がらせをした後に、どこかに姿を消してしまいます。代わりに現れたのは、グウェンドリンとそっくりだけれど別の世界から来た別人だというジャネットという少女でした。周りの人たちにこのことが気づかれないように、キャットの奮闘が始まります。
彼女の作品は、とにかく女の子が元気というか積極的というか。特に今回のグウェンドリンの、やることのスケールの大きさには驚かされました。が、能力のわりに嫌がらせのレベルが低くて、そのギャップが何となく笑えます。まるで、戦隊モノの悪役が幼稚園のバスをジャックするみたいな感じで……。姉が姉だし、弟だからということがあるのかもしれませんが、キャットが頼りなさすぎ。もうちょっとしっかりしてほしいなあ、と思いながら読んでいました。これも『クリストファーと魔法の旅』と同様、姉に依存しきっていたキャットが人間的に成長する物語でもあると言えます。
クレストマンシーのこともよく分かってきたのですが、あのものすごい洋服のセンスはどこからくるのでしょう。あと、『クリストファーと魔法の旅』の伏線をすっかり忘れて(ネタバレになるので言わないですが)、あるサイトを見ていて「ああ、そういえばそうだった!」と思い出したことがあります。間が空いてしまったので、しょうがないかな。
投稿者 Remi : 2002年07月11日 07:48
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