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2003年01月20日

* 『ローワンと伝説の水晶』

エミリー・ロッダ著、さくまゆみこ訳『ローワンと伝説の水晶』(あすなろ書房、2002年)

リンの谷を、水の民マリスの使者が訪れます。彼らの宝である水晶を守る者、〈水晶の司〉の力が弱まっていて、新たな司をただちに選ばなければならないのです。そして、選ぶ役目を担っているのはリンの谷の者でした。ローワンは「選任役」とともにマリスの人々のもとに行きます。ローワンは自分たちだけでなく、マリスの人々の危機も救うことができるでしょうか。

やはりどんどんと世界が広がり、それとともにローワンも成長しているのが感じられます。特にものすごい能力があるわけでもない、ごく普通の子(どころか他の子よりもちょっと鈍い感じの子)が努力している姿を見るのは、同じようなごく普通の子ども(そういう子どもが世の中の圧倒的大多数だと思います)だけでなく、親の立場からしても嬉しいものなのだなあ、と思いました。しかも、最初の冒険では仲間がいたけれど、次は仲間と呼べる人がほとんどいない状態で、そして今回、仲間と呼べるのは「信じていいのか?」と疑わねばならない人々です。まあ、うまいこと本人のレベルアップに合わせて難易度も上がっていると言えます。でも、そんな状況でもローワンは一生懸命考えて、困難を乗り越えます。結局どんな仲間がいても、自分で考えて結論を出せるか、というのが大事なのですけれど。

次の物語では、とうとうゼバックが……? らしいので、リクエストした本が来るのを楽しみにしています。

投稿者 Remi : 2003年01月20日 08:11

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