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2006年01月08日

* SOHOまたはフリーランスの心得

このBlogでも、いい加減仕事について書いてみようかなあ……と思いながら、自分が過去に書いた文章を見ていたら、なんだかまじめに書いた文章が出てきました。このままにしておくのはもったいないなあ、と思いました。だいぶ前に書いた、もうWeb上には存在しない(はずの)ものなので、再利用します。


「通勤に時間をかけないでいい」「自分のペースで仕事ができる」……このことに魅力を感じて、在宅での仕事がしたいと思う人も多いでしょう。在宅や自宅近くのオフィス(仕事場)での仕事なら、満員電車での長時間の通勤で、体力を無駄に消費することもありません。就業時間も決まっているわけではありません。体力の問題だけでなく、「人付き合いが苦手」「あまり他人と接したくない」という理由で在宅の仕事を希望する人もいます。グループでの作業もありますが、個人で仕事をしているのであれば、確かに他人からの干渉や不必要な接触もなく仕事ができます。

そういう意味では楽ですが、だからと言って「体力に自信がないから在宅での仕事を」と考えるのは大きな間違いです。当然在宅で仕事をしていても、体力を要求されます。自分の作業量を読み誤ったり、聞いていた話と違う仕事量だったり、どうしても断れない仕事が重なったりしてしまった場合、それでも納期は守らないといけません。となると、深夜までの作業、ときには徹夜での作業も覚悟しなければならないときがあります。その後仕事が来なければ休めますが、運良く(悪く)仕事が続くと休めません。

「そういうときは後から来る仕事を断ってしまえばいい」と思う人もいるでしょうが、駆け出しのうちはあまり選り好みをできないのが実情です。断りたくない相手や仕事内容のものが、後から来ることも十分考えられます。最初に仕事を引き受けたところに、「もっと重要な仕事が来ました」と言って断ることはできません。かと言ってあまりに手を広げすぎてしまって、逆に仕事の質を落とすようなことになってしまうと、自分に対する相手の評価が下がってしまいます。「じゃあどうすればいいんだ」というのは今でも悩むところですが、自分の能力にせよ相手の評価にせよ、仕事の選り好みができるレベルに達するまでは、肉体的にも精神的にも「自分の限界ギリギリの仕事をする」という時期が必要です。それを通過することで自分の力(単なる仕事の能力そのものだけでなく、ビジネスのセンスも含めて)も向上するし、自分にできること・できないことも分かるようになります。

失敗することがあっても、それをクヨクヨと悩んでいる時間はありません。次の仕事がありますし、しばらく音沙汰がない場合は得意先との連絡を取ってみなければなりません。失敗というのは確かに自分の評価を落とすことであり、プライドが傷つくこともあるでしょう。でも、いつまでも過去の失敗に固執していては駄目です。私が言いたいのは「失敗を気にするな」ということですが、これは決して「失敗を反省する必要はない」という意味ではありません。失敗は反省すべきです。この場合反省というのは、学校で書くような「反省文」ではなく、どうして失敗したか、この失敗を繰り返さないためにどうすればいいのか、考えてみるということです。それができたら、「失敗してしまった」と悩むのではなく、「失敗はしたけれど、そこから学ぶことがあった」と、前向きに考えることが大切です。報酬の減額などのリスクもありますが、命まで取られるわけではありません。確かに信用が落ちますが、それを「今の自分はこれだけ進歩した」という状態にもっていくエネルギーに変えましょう。いつまでも過去の失敗を気にしていたら、その後の仕事はできません。

さらに、「人付き合いが苦手」というのも、実はSOHOにとってマイナスに働く要素になると思います。「最初はとっつきにくいけれど、何回か会って話をするうちに印象がよくなる」人と「第一印象はいいけれど、その後の評価はあまり上昇しない」人を比べると、後者のほうがSOHOとしては有利でしょう。なぜかと言うと、仕事を依頼する側は、「何度か会ってお話をして、互いをよく理解してから……」ではなく、最初に送られてきた履歴書だけで決めることもあるし、履歴書だけではないにしても面接は一度だけで、その人に仕事を依頼するか否かを決めるからです。これは「人と接するのが好きでなければならない」という意味ではありません。人間嫌いを直せとか、嫌いな人間を好きになれとも言いません。でも、自分の仕事のためにも、「相手に対して好印象を与える努力」はするべきだということです。

投稿者 Remi : 2006年01月08日 21:37

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