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2003年02月07日
『レイチェルと魔法の匂い』
クリフ・マクニッシュ著、金原瑞人訳『レイチェルと魔法の匂い』(2001年、理論社)
ウール星を支配する女王、そしてドラグウェナの母親でもあるヒーブラは、ドラグウェナの死を知りました。そして、魔導師ラープスケンジャとレイチェルたちを倒す計略を練ります。地球にやって来た恐ろしい魔女たちは、見込みのある子どもを集めて軍隊を組織しました。ラープスケンジャが地球以外でのできごとに取り組んでいる間に、レイチェルたちを襲わせます。
独特の雰囲気に慣れてしまったからか、きちんと身構えて読んだからか、実は恐ろしさがちょっと物足りませんでした。ドラグウェナの残虐さに比べたら、その点でヒーブラのスケールが小さいです! 私がそっち方面を期待しすぎなのかもしれませんけれど。ちょっとでも失敗したら、見せしめに八つ裂きにでもされるのではないかとハラハラしていました。まあ、利用し尽くすだけし尽くそうというのは恐ろしいと言えば言えます。でも、もっとスプラッターなのを想像していただけに、拍子抜けしてしまいました。よく考えたら、そんなことをしたら児童書の範疇を超えてしまいますけれど。
ママもパパも、レイチェルとエリック以外の客人(と言うべきか……)を受け入れ、2人の変化にも対応できているところが、不思議な感じです。以前読んだ新聞のマンガ評みたいなもので、『カードキャプターさくら』の冒頭が、いきなりクロウカード(でしたっけ)を手に入れるための戦いで始まっていることを、「この年代の子どもたちには、『なぜ』という説明がなくても受け入れられる」というように書いていたのを思い出しました。私はそんなに若くないので、前作から時間が経っていても、もうちょっと説明が欲しいです。
今回も結末で、あっと驚く大展開がありました。次に何が起こるのか、楽しみです。ちなみに私が一番気になっているのは、若年寄さんです(と書けば分かる人には分かるかな)。
投稿者 Remi : 2003年02月07日 10:37
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